用賀駅から世田谷美術館までの約1kmの間は、「用賀プロムナード」と呼ばれる散歩道で結ばれています。
ここは、「いらか(瓦)」をテーマにデザインされているため、『用賀いらかみち』とも呼ばれている道です。
また、路面や壁には百人一首の句が彫られていることでも知られています。
この記事では、用賀いらかみちとは?世田谷美術館まで続く散歩道についてご紹介していきます。
用賀いらかみちとは?
いらかとは淡路瓦
地域住民から「いらかみち」して呼ばれていますが、「いらか」とは『瓦』のことです。
用賀いらかみちでは、『淡路島産の瓦』が使用されています。
道の舗装材やベンチ・街頭・縁石など様々な構造物に使用されていることで、いらかみちの名前の由来となったようです。
用賀いらかみちへのアクセスや場所はどこ?
「用賀プロムナード」という散歩道の一部の区間を『用賀いらかみち』と呼ばれています。
用賀いらかみちは、
東急田園都市線の用賀駅〜世田谷美術館
の区間です。
用賀駅北口から砧公園内の世田谷美術館まで、瓦敷の道が続きます。
用賀いらかみちは百人一首で世田谷美術館まで続く散歩道!
用賀駅から世田谷美術館までのアプローチ
用賀いらかみちは、世田谷美術館ができた1986年に「美術館へ向かう道を歩くときから美術鑑賞への期待が高まるように」と、この道が造られました。
用賀駅から世田谷美術館へ主に以下のようなアプローチになります。
用賀駅北口→世田谷ビジネススクエア沿い→用賀二条通り→西用賀通り→用賀三条通り
それぞれどのような場所なのかご紹介していきます。
百人一首の和歌を彫った瓦が敷き詰められた道
用賀いらかみちには、路面や壁などに百人一首の句が1から順に彫られています。
用賀駅前から環八通り手前まで、1〜100の番号が振られているため子どもなどは番号順に探しながら楽しんで歩くことができそうです。
また、歌ごとに違うフォントで彫られているのでぜひ1つづつ探して歩いてみたいですね。
小川や噴水で水遊びもできる
大きなスーパーをを通り過ぎると、用賀二条通りの「ギャラリー」と呼ばれる場所に到着です。
ここには、玉砂利の水路に橋が架けられています。
水路は本物の川や用水路ではなくオブジェなので、普段から水が流れているわけではないようです。
しかし、夏になると子どもが水遊びをすることができるので家族で楽しめますね。
玉砂利の水路のそばにはベンチもあるので、ちょっとした休憩をできますよ。
王様と女王の椅子
用賀三条通りに出ると、道の傍に様々なデザインの椅子があらわれ、いらかみちの中でも独特な空間の場所です。
その中にはチェスをテーマとした「王様と女王の椅子」があります。
ここには独特な雰囲気があり、座ると目立ちそうなので実際に座っている人も少ないようです。
写真スポットに良いかもしれませんね。
鬼瓦ベンチ
その他に、「青鬼の椅子」や「赤鬼の椅子」もあります。
鬼瓦の鬼で、この椅子は何人かで座れるベンチになっていて、普段から座って休憩している人も多いようです。
世田谷美術館
世田谷美術館の入館料 無料観覧日はある?
世田谷美術館の入館料はこちらです。
一般 | 65歳以上 | 高・大生 | 小・中生 | |
---|---|---|---|---|
個人 | 200円 | 100円 | 150円 | 100円 |
団体 | 160円 | 80円 | 120円 | 80円 |
世田谷区在住・在校の小・中学生は、
土曜・日曜・祝・休日及び夏休み期間は無料
となります。
無料観覧日を利用して、家族で訪れてみるのもおすすめです。
いらかみち以外のアクセスと場所
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
世田谷美術館まで、バスの利用もおすすめです。
- 東急田園都市線「用賀駅」
- 美術館行バス「美術館」下車徒歩3分(1時間1〜2本)
- 小田急線「成城学園前駅」
- 渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分(約5分〜10分毎)
- 小田急線「千歳船橋駅」
- 田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分(1時間2〜3本)
- 東横線「田園調布駅」
- 千歳船橋行バス「美術館入口」下車徒歩5分(1時間2〜3本)
まとめ
今回は、用賀いらかみちとは?世田谷美術館まで続く散歩道についてまとめてみました。
用賀いらかみちは、道の舗装材や道中の様々な構造物に淡路島産のいらか(瓦)が使用されています。
このことから、いらかみちの名前の由来となったようです。
用賀いらかみちは以下の区間となっています。
東急田園都市線の用賀駅〜世田谷美術館
道中では、1から順に番号が振られた百人一首が彫られていたり、様々なデザインの椅子があるなど、楽しみながら歩くことができます。
夏場には子どもが水遊びをしているような場所もあるので、子どもも一緒に楽しめますよ。
世田谷美術館の無料観覧日を利用して、家族で訪れてみてはいかがでしょうか。