SnowManが2025年にスタジアムツアーをするということで話題になっていますね。
盛り上がりの理由の1つは会場が国立競技場だということにあります。
国立競技場は、新旧合わせてもこれまでに9組のアーティストしかライブを開催したことがありません。
どうしてそんなことになっているのでしょうか。
本記事では、国立競技場でのライブ開催の条件について調べてみました。
ライブを開催した歴代アーティストや国立競技場の音響についてもお伝えしていきます。


国立競技場ライブ開催条件は?
国立競技場でライブを開催するのは、どんな条件があるのでしょうか?
旧国立競技場は1958年にオープンして、初めて音楽系イベントが開催されたのが2005年です。
それから約20年が経ちますが、音楽系イベントは2024年までで9組しか開催されていません。
他の会場では年に何度も開催されているのに比べて、国立競技場が極端に少ない理由を調べてみました。
国立競技場でのライブ開催は年に1組だけ?
国立競技場でいつライブが開催されたのか調べました。
開催年 | アーティスト |
2005年 | SMAP |
2006年 | SMAP |
2007年 | DREAMS COME TRUE |
2008年 | 嵐 |
2009年 | 嵐 |
2010年 | 嵐 |
2011年 | 嵐 |
2012年 | L’Arc~en~Ciel |
2012年 | 嵐 |
2013年 | 嵐 |
2014年 | ももいろクローバーZ |
2014年 | L’Arc~en~Ciel |
2014年 | AKB48 |
2020年 | 嵐 |
2022年 | 矢沢永吉 |
2023年 | めいちゃん |
2024年 | Ado |
2025年 | SnowMan 4/19-1/20 |
2012年と2014年は複数のアーティストによってライブが開催されていますが、そのほかの年は1年に1組となっています。
2014年に開催が多かったのは、東京オリンピックのための改装前なので、開催条件が緩くなっていたと言われています。
年に1組と正式に決まっているかは不明ですが、そのような噂はたっていますね。
キャパが最大8万人!
国立競技場はキャパが最大8万人になるように計画されているそうです。
具体的には、以下を参考にして下さい。

2層スタンドがやや増え、1層スタンドがかなり席が増えることになります。
これほどたくさんの席を埋めることができるアーティストとなると限られてきます。
つまり、国立競技場でこれまでライブを成功させてきた歴代アーティストは、それほど大変人気のあるアーティストということになります。
ちなみに、1公演で20万人以上を動員して日本1に輝いているのは、千葉幕張メッセで開催された1999年のGLAYのライブです。
天然芝を守るためのルール
国立競技場でのライブ開催には天然芝を守るためのルールが大きく関わっていそうです。
国立競技場には天然芝が使用されているんです。
天然芝のメリットは、芝とその下の土が柔らかくスポーツ選手の身体への負担が少ないことです。
一方でデメリットは、メンテナンスが大変だということです。
生きているものですから当然といえば当然ですね。
種をまいたり肥料を与えたり、成長しすぎた分を刈ったりと大変です。
国立競技場でも細かくメンテナンスが行われていますが、それでも「芝生がボロボロになっている」と言われたことがありました。
サッカーやラグビーの試合の頻度や天候によっては傷んでしまいます。
スポーツファンにとってピッチと芝はとっても神聖なものなので、ライブ会場になるとそこが心配ですよね。
ですから、天然芝を守ってくれるようなアーティストでないと使用はできないと思われます。
国立競技場は天然芝への影響や近隣住民に対する配慮などからとても厳しい会場です!
— まゆ@春夏大嫌い (@my_i_7th) March 18, 2012
皆様どうか、今後もラルクが国立競技場をライブ会場として使えるようにマナーを守って参戦しましょう。
年に一回の嵐のライブ参戦。サッカーで行く国立競技場が嵐のライブ会場になる不思議。でも、芝を完全防備で大事に使ってくれてたからうれしい。嵐の5人は別格のエンターテイナーだね、素晴らしかった。まさに圧巻のbeautiful world。プロの仕事をするヒトたち、本物だから絶賛する。
— yura (@yuragold) September 3, 2011
国立競技場の使用料が高い
国立競技場の使用料が他の会場に比べて高いと言われています。
例えば、1日利用で、大阪城ホールは360万円、東京ドームは2400万円ほどかかるようです。
国立競技場の利用料金は公開されていませんが、5000万円とも言われています。
これに機材費や人件費もかかってくるので、その金額を出すことができるアーティストや事務所ということになります。
騒音問題
ライブの際は、近隣の方への騒音問題が関係してきます。
国立競技場は一部を除き屋根がありません。
5×10、 beautiful world、嵐フェスにて国立経験済。新国立のオープニングイベントも参加しました。
— 🐶そらとめめ⛄️ (@sayang_sora) January 23, 2025
確かに席次第では豆粒だけど、絶対に行って良かったって思えるぐらい最高に楽しい時間。
新国立競技場の席は確か3階だったかな?
見え方はこんな感じ↓です。#SnowManデビュー5周年 #SnowWorld pic.twitter.com/NqHzdsfTVa
天然芝があるので屋根がないのは当然ですよね。
ただ、屋根がないことでライブの際の音が外に漏れるのです。
先日たまたま通りかかった国立競技場Adoのライブ。音漏れでも会場内の盛り上がりがわかるくらい。
— Nosuke Grant (@nosukegrant) April 30, 2024
会場内音響が音漏れレベルって話題だけど、こんな感じ? pic.twitter.com/ffStNxL9F3
ですから、周囲の人が漏れた音を聞いても不快にならないようなアーティストでないと開催が認められないという噂があります。
ライブに参戦出来なかった方が会場付近で漏れた音を聴いているということもあります。
旧国立競技場でライブ開催 歴代アーティスト
旧国立競技場でライブを開催した歴代アーティストをご紹介します。
SMAP

- 2005年9月3日、4日
- 2006年9月9日、10日
記念すべき、国立競技場での初ライブはSMAPでした。
ライブの開催までに事務所が国立競技場側と3年交渉して開催できることになったそうです。
以降、いろんなアーティストが国立競技場でライブを開催していますが、SMAPが開拓したのですね。
国立競技場初の単独ライブは
— 📎⭐️ ruri 🛼⛄️ (@s_ruri0909) December 22, 2019
2005年のSMAPライブ!
天然芝、騒音などの問題がある中
3年越しで交渉して 実現されたんだよ!☺️
楽しかったなぁ💙❤️💗💛💚#SMAP#国立競技場ライブ#国立競技場 pic.twitter.com/OFHi62w6sJ
DREAMS COME TRUE
- 2007年9月22日、23日
DREAMS COME TRUEも国民的アーティストですよね。
素晴らしい楽曲ばかりでずーっと聴いていたいです。
昔ドリカムのワンダーランドで旧国立競技場に行ったことある。とっても広くて席に着くまでも時間かかった覚えがある。
— ななふし (@rurusan105) January 23, 2025
美和さん中村さんが近くで感動したな。私はアリーナ席でとても良い座席だったけど会場全体をつかっていて、お客さんである私たちも景色が良かった。だから、、行きたい!!
嵐
- 2008年9月5日、6日
- 2009年8月28日、29日、30日
- 2010年8月21日、22日、9月3日、4日
- 2011年9月3日、4日
- 2012年9月20日、21日
- 2013年9月21日、22日
- 2020年10月22日、24日:新国立競技場から配信
国立競技場で一番多くライブを開催したのは嵐です。
そのせいか、国立競技場といえば嵐のイメージがありますよね。
2020年は新国立競技場でライブ開催が予定されていたのですが、コロナ禍で配信という形になりました。
満員の新国立競技場を嵐に見せたかったし、ペンラの海を渡って会いに来て欲しかったけど、あの20年に嵐がどれだけ悔しい思いをしたのか、どれだけの奇跡が重なって無客国立が出来たのか、嵐ファンなら知ってる。無客有客周年きっと嵐が一番こだわらない。でも寂しいさ。だから嵐を聞くよ潤君。
— さー (@3GnZDmdkoTnUsnK) January 22, 2025
L’Acr~en~Ciel
- 2012年5月26日、27日
- 2014年3月21日、22日
国立競技場で初のロックバンドグループのライブがL’Acr~en~Cielです。
また、2014年には1日8万人、2日間で16万人を動員したのですが、これは国立競技場の最多動員数となりました。
33周年おめでとうございます🎉✨😆✨
— 光雫 Coda シア (@sun_x_raindrop) May 29, 2024
虹をかけよう🌈で真っ先に思い浮かんだのがこの国立競技場ライヴの花火です🎆
頭上を彩る七色、綺麗だったなぁ🥰#ラルク#LArcenCiel#33rdLAnniversary#ラルク33周年#33rdラニバ#ラルクが33歳だからTLに虹をかけよう#ついていきます pic.twitter.com/1VE8QztBMp
ももいろクローバーZ
- 2014年3月15日、16日
国立競技場の女性グループ初ライブがももいろクローバーZでした。
このとき、THE ALFEEの高見沢さんがゲスト出演されているんです。
嬉しい演出ですよね!
改めて、あの時国立競技場叶えたももクロちゃんって、本当に本当にかっこいいよね…
— いわさち!パーティーは今💛 (@mczpinkrock) January 23, 2025
そして今もアイドル最前線。
スゴすぎて、誇らしい🩷❤️💛💜 pic.twitter.com/1Kho5DPR13
AKB48
- 2014年3月29日(30日も予定されていたが中止)
AKB48のライブは当初は2日間の予定になっており、2日目は大島優子さんの卒業セレモニーのはずでした。
ところが、2日目に荒天、落雷の危険から中止となりました。
国立競技場に屋根がないというのが影響してしまった出来事ですね。
大島優子さんの卒業コンサートは、その後、6月に味の素スタジアムで開催されています。
AKB初の旧国立競技場での単独コンサートは今でも忘れられませんね✨約4時間に及ぶステージはもう無いでしょう🤔大島優子卒業を控えてのLIVEだったが翌日は荒天の為中止。36thシングル「ラブラドール・レトリバー」の初披露とコラボもあったね。ちょうどチーム8が活動を始めた年でした🍀 pic.twitter.com/GE5phmdtMA
— スナフキンsunahukin (@sunahukin8) June 14, 2023
新国立競技場でライブ開催 歴代アーティスト
矢沢永吉
- 2022年8月27日、28日
新国立競技場での初の有観客ライブは矢沢永吉さんでした。
そして、ソロアーティストとしても初になります。
国立競技場という大きな会場を1人で盛り上げたのですから本当にすごいアーティストですよね。
早いもので 矢沢永吉50th anniversary
— rockbaka50 (@rockbaka50) August 27, 2023
LIVE IN 国立競技場から一年経ちましたね❗️
土曜日でしたが とにかく暑い日でした。
初日と言うことで 音響が小さくて
あれ?って感じましたが それも含めて
とても良い自分の財産ですね❗
タオル投げ解禁も好きなファンキーモンキーベイビーも聴けたし❗️
最高 pic.twitter.com/Mn2YCql6s5
めいちゃん
- 2023年4月29日
めいちゃんは無観客で配信ライブを行いました。
それもYouTubeでの完全無料配信です。
歌ももちろん素晴らしいけれど100m走をされたのが面白いです。
#めいちゃん追い風
— laut (@laut06398828) April 30, 2023
国立競技場のライブ最高だった‼︎
訳あって横浜や神戸に行けないけど来年からあるライブには行きたい‼︎
またグッズとかでたら買うよ〜笑
めいちゃん、国立競技場ライブお疲れ様でした‼︎ pic.twitter.com/SnYXE8mqfO
Ado
- 2024年4月27日、28日
国立競技場のライブで、女性ソロアーティスト初となったのがAdoさんです。
他のアーティストに比べて、デビューから国立競技場に立つまでの時間が短くて、SNSでも「早くない?!」と言われていました。
さすがAdoさんといったところですよね。
そろそろ行くか…ライブに…
— ペンウッド (@Penwood_0215f09) January 16, 2025
【LIVE映像】桜日和とタイムマシン with 初音ミク 国立競技場 2024.4.28【Ado】 https://t.co/viKFonlQbP pic.twitter.com/QJFsgmeU7K
SnowMan 2025年開催!
- 2025年4月19日、20日
そして、2025年はSnowManです。
スタジアムツアーということで、SNSには驚きと歓喜の声があがっています。
どうかSnowManらしい素晴らしいパフォーマンスを見せてほしいですね!
SnowMan
— 菊池 風磨 (@_kikuchi__fuma_) January 23, 2025
国立競技場おめでとう。
かっこいいっす。
#SnowMan5周年みな祝生配信
#SnowMan pic.twitter.com/XARtbJNsjH
国立競技場ライブ開催 音響大丈夫?
国立競技場でのライブ開催時、音響は大丈夫なのでしょうか?
上述してきたように、国立競技場はスポーツ競技の開催を重視して作られてきた施設ですから、ライブの音はどうなるのかと心配ですよね。
新国立競技場へ改装されたときに、RAMSAラインアレースピーカーが38式設置されています。

ところが、特に2024年のAdoさんのライブの際に、SNSには音響が酷かったというコメントが散見されたのです。
矢沢永吉さんのときにも、1日目は良くなかったと言われています。
新国立でライブやりたいって思ってる人多いと思うけど、こういうの聞くと考えもんだろうね。後方/スタンド用のディレイスピーカ無かった、音量規制のせいで屋根の反射音等に負けたからかな。
— kou (@kou335) April 29, 2024
「歌声きこえん」「ダントツでクソ会場」Ado国立競技場ライブの音響に非難殺到 https://t.co/HfOO2lRIWV
矢沢永吉 国立競技場ライブ
— AMI6 (@dynaz4) August 28, 2022
二日目
仲間からの情報。
今日は昨日と違い、音が大きく
変わったらしい。全然違うとか。笑
だよな〜、昨日スタンド音悪かったもん。 pic.twitter.com/AzvStwgH4y
Adoの国立競技場のライブの音響がイマイチだった、ひどかったという話を見かけました。… pic.twitter.com/KzGuNWlYk2
— 柴 那典 (@shiba710) April 30, 2024
やはり、元々スポーツを主目的としている会場のため、仕方ない部分があるのではないでしょうか。
これからライブに行かれる方、音響にはあまり期待しないほうが良さそうです……。
国立競技場へのアクセス
国立競技場へのアクセスをお伝えします。
まず、国立競技場はこちらに位置しています。
・JR総武線各駅停車:「千駄ヶ谷駅」下車。徒歩約5分。
・JR総武線各駅停車:「信濃町駅」下車。徒歩約5分。
・東都大江戸線:「国立競技場」下車。徒歩約1分。
・東京メトロ銀座線:「外苑前駅」下車。徒歩約9分。
東京駅からは電車や自転車で30分ほどです。
会場近くに駅があって、アクセスがとっても良いですね。
一般客のための駐車場はありません。
公共交通機関をご利用くださいね。
まとめ
国立競技場のライブ開催の条件についてまとめました。
国立競技場でライブを開催するには「基本、年に1組」「8万のキャパを埋められるアーティスト」「天然芝を守る」「高い使用料を払うことができる」「騒音問題がクリアできる」などといった条件があると言われています。
旧国立競技場でライブを開催した歴代アーティストは「SMAP」「DREAMS COME TRUE」「嵐」「L’Arc~en~Ciel」「ももいろクローバーZ」「AKB48」です。
新国立競技場でライブを開催したアーティストは「矢沢永吉」「めいちゃん」「Ado」で、2025年に「SnowMan」が予定されています。
国立競技場は、スポーツを主目的としているため音響はあまりよくありません。
国立競技場は東京駅から電車で30分ほどというアクセスの良さです。
最後までお読みいただきありがとうございました。