代田八幡神社(だいたはちまんじんじゃ)は東京都世田谷区代田にある神社です。
天正19年に創建されてから地域の方々に親しまれてきた神社です。
「代田」という地名は「ダイダラボッチ」が由来となっているという説があります。
「ダイダラボッチ」は日本の各地に伝えられている巨人伝説で、映画「もののけ姫」にも登場しましたよね。
かつて代田には窪地があり、それがダイダラボッチの足跡だと言われていたのは興味深い話です。
またドラマ「silent」の舞台となった世田谷代田駅の近くでもあります。
そんな代田にある代田八幡神社ですが、どんなご利益があるといわれているのでしょうか。
また御朱印や有名な餅つきはいつやっているのかご紹介します。
代田八幡神社のご利益は?
代田八幡神社の歴史
代田八幡神社が創建されたのは天正19年です。
代田地区の鎮守の神として宇佐八幡宮(世田谷八幡宮)から分霊を勧請されました。
宇佐八幡宮から神霊を分けて代田の地に移し、祀られたということです。
天和元年、現在の地に社殿が建立されました。
明治13年の暴風雨、昭和20年の戦災で当時の社殿は消失しています。
現在の社殿は昭和33年に建てられたものです。
境内には世田谷区で2番目に古い鳥居も残っており、地域の方々に長く親しまれてきたことが分かりますね。
地域の方は代田八幡神社を通り抜けたりしているそうで生活に密着しているようですね。
また、代田八幡神社にはちょっと面白い歴史があるんです。
大正12年の関東大震災の時、鳥居が傾いてしまったのです。
修復されたのですが、その時に表裏を間違えて設置してしまったそうです。
もちろん現在もそのままになっています。
参拝の際は注意して見てみるとまた面白いものがあると思いますよ。
代田八幡神社のご利益
代田八幡神社のご利益は「武運長久」と「出世開運」です。
誉田別命、品陀和氣命が祀られていることからでしょうね。
代田八幡神社はパワースポットとしても有名ですよ。
八幡神は何の神様?
全国のいろんなところに八幡神社はありますが、そもそも八幡神とは何の神様なんでしょうか。
上述したように八幡神とは、誉田別命のことです。
誉田別命は応神天皇(第15代天皇)の神霊です。
「承久記」では天照皇大神に次いで皇室の神とされています。
また、源氏の氏神となったことで「弓矢の神」とも言われています。
そのようなことから、上述したような武運長久に加え、学業や縁結び、交通安全などの日常的なことにおけるご利益があると言われています。
私たちにとって身近な神様ですね。
「八幡さま」とも呼ばれ親しまれています。
代田八幡神社の御朱印
御朱印の頒布時間
代田八幡神社の御朱印の頒布時間は9:00~17:00と思われます。
代田八幡神社には公式サイトがないので正確な時間ははっきりしません。
しかし、多くの神社での御朱印の頒布時間は9:00~17:00となっているため、代田八幡神社も同様ではないかと思われます。
御朱印は社務所で受け付けられています。
御朱印の種類
代田八幡神社の御朱印は、福猫「ふくちゃん」の姿が押印されています。
「ふくちゃん」というのは、代田八幡神社公認の限定福猫です。
社務所の横に縁起物として置かれているのですが、とっても可愛い!
「ありがとう」の恩と縁をつないでいくというコンセプトから生まれています。
そんなふくちゃんの姿が押印された御朱印はぜひとも手に入れたいですね!
また、御朱印帳も素敵なんです!
御朱印帳には、代田八幡神社の狛犬がデザインされています。
代田八幡神社の狛犬は阿吽ともに足元に子どもの狛犬がいるんです。
もちろん、御朱印帳にも子どもの狛犬もデザインされています。
こちらの狛犬はほかの神社の狛犬に比べて表情が柔らかく見えます。
阿も吽も笑っているようにさえ見えます。
代田八幡神社の餅つきはいつやるの?
代田八幡神社の餅つきはいつやるの?
代田八幡神社と言えば有名なのは餅つきですが、餅つきは毎年1月に行われます。
2024年は1月21日(日)の13:00から行われました。
先着300人には無料でお餅が配られるので、一度は行ってみたいですよね!
古来より伝わる八人搗き
古来より伝わる「八人搗き(はちにんづき)」とは、餅をつくときに8人で臼を囲んで一斉につくというものです。
これは江戸時代天保のときにはじまったと言われています。
現在までずっと伝わっているのは素晴らしいことですね。
1999年に世田谷区教育委員会より民族無形文化財に指定されています。
餅つきの歌に合わせて8人がリズムよく餅をつく姿は迫力があり、どこか美しさもあります。
代田八幡神社へのアクセス
公共交通機関でのアクセス
代田八幡神社への公共交通機関でのアクセスをご紹介します。
- 小田急線「世田谷代田駅」下車。徒歩5分。
- 小田急線「梅ヶ丘駅」下車。徒歩13分。
- 京王井の頭線「新代田駅」下車。徒歩14分。
いずれも駅から1㎞以内ですので、公共交通機関と徒歩で向かうことができますね。
駐車場について
代田八幡神社には鳥居の横に駐車場があります。
環状七号線の近くに位置しているので、車でのアクセスも良いですね。
表の鳥居の方は階段となっているのですが、裏の道はスロープになっているので車いすの方も参拝ができるのは助かりますね。
まとめ
東京都世田谷にある代田八幡神社についてご紹介しました。
代田八幡神社は天正19年に創建されています。
ご利益は、八幡神である誉田別命にあやかり「武運長久」と「出世開運」です。
御朱印の頒布時間は9:00~17:00と思われます。
「ふくちゃん」という福猫が押印された御朱印が用意されています。
有名な代田八幡神社の餅つきは、毎年1月に行われます。
古来より伝わる「八人搗き」は民族無形文化財に指定されています。
「世田谷代田駅」や「梅ヶ丘駅」、「新代田駅」から徒歩1㎞というアクセスの良さです。
お車の場合は、鳥居の横に駐車場が用意されています。
最後までお読みいただきありがとうございました。